ロハスクラブ
企業とのコラボも進化中。ラーメンまで登場した、クールビズのミライ。
記念すべき10回目の「ローカーボンスタイル研究セミナー」は、温暖化防止のための国民運動、チーム・マイナス6%が満を持して登場。定着しつつあるクールビズの実態などを報告しました!
初めて関西で行われたクー
ルビズファッションショー。 山形の冷やしラーメンにヒントを得た新メニュー「クールビズラーメン」。
全国約7万5000店の理容店は今年、「クールビズ理容室」にすると発表。
左/初めて関西で行われたクー ルビズファッションショー。右上/山形の冷やしラーメンにヒントを得た新メニュー「クールビズラーメン」。右下/ 全国約7万5000店の理容店は今年、「クールビズ理容室」にすると発表。
 2012年までに温室効果ガス排出量を1990年に比べて6%削減するため、個人や企業・団体が様々な取り組みを行う国民運動「チーム・マイナス6%」。この活動が始まって今年で5年、今では300万人以上の個人、3万以上の団体が参加する大規模な運動へと発展している。


上/会場はミッドタウン内の「d-labo」。中右/環境省の取り組みを発表する染野さん。中左/事務局の東がロハスデザイン大賞2009を総括。下/「高橋尚子のスマイルプロジェクトin KENYA」の報告。
 環境省地球温暖化対策課国民生活対策室長の染野憲治さんは、「最近マイナス6%達成後の目標についても多く語られるようになってきたが、現状を踏まえるとマイナス6%に向けた取り組みがまだまだ必要」と話す。

 この夏、チーム・マイナス6%が力を入れているのは、家庭での省エネ製品の買い替え促進、オフィス等での省エネ照明の促進、そして2005年より実施されているクールビズの3つの取り組みだ。具体的には、省エネ製品買換ナビゲーション「しんきゅうさん」の利用を勧めている。照明器具、エアコン、冷蔵庫、テレビの省エネ効果や年間電気代などを算出し、製品購入時に役立てることができる。また、昨年に続き「省エネ照明デザインモデル事業」を実施。省エネ照明を率先して導入しようとする商業施設や店舗などを募集した。

 そしてクールビズでは、百貨店と連携して夏を快適に過ごすファッションを提案するほか、理容室やラーメン店とのコラボレーションも進んでいる。全国約7万5000店の理容室が室温28℃の「クールビズ理容室」に。また涼しげでおしゃれな「クールビズ・ヘアスタイル」の提案を行う。また、ラーメン協会では「クールビズ・ラーメン」と題した新メニューを開発。卵と麺をゆでる時以外は火を使わず、ライフサイクルアセスメント上、CO2を出しにくいラーメンなどが協会加盟店舗の数十店舗から登場する。今後もさまざまな分野でクールビズとのコラボが進む予定だ。

 また今回のロハスクラブ評議会では、事務局の東信太郎より「第4回ロハスデザイン大賞2009」の報告が行われた。応募エントリー総数約200点の中から大賞に選ばれた のは、元マラソンランナーの高橋尚子さんをはじめ9つのヒト・モノ・コト。そしてソトコト編集部が選ぶ特別賞1点も表彰された。これらは今回のテーマ「ローカーボンスタイル」を体現するテクノロジーや知恵がぎっしりと詰まったものばかり。今回のロハスデザイン大賞は、低炭素社会に向けた取り組みがすでに始まっていることを印象づけるものだったと感想を述べて報告を終えた。


今月のDATA
オフィス&ウチでのクールビス実施率

オフィス&ウチでのクールビス実施率"
オフィスではもちろん、家庭にもクールビズが広まっている。今年、内閣府が行った調査によると、オフィスで実践していると答えた人が57%なのに対し、家庭では63%とやや上回るという結果が。また実際に温暖化対策のために取り組んでいることは、家庭でのエアコンの温度調整、水道の蛇口をこまめに閉める、買い物袋の持参が上位を占め、身近にできることから実践していることがわかった。とはいえ、エコ製品を買ったり自動車の利用を控える人は、まだ2割程度。家庭でのクールビズは、バリエーションの広がりが期待される。

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