ロハスクラブ
国産をもっと食べよう。雑穀を通じた食料自給率アップ大作戦。
王理恵さんの連載でお馴染みのベストアメニティが、「ローカーボンスタイル研究セミナー」に初登場。内田社長に雑穀と国産の大切さを熱く語っていただきました。
上/内田さんは全国の契約農家を訪ね、雑穀の品質を確認し、農家側の意見を収集した。これは、収穫した黒小豆の実り具合を調べているところ。右/香川県で枝豆を育てている契約農家と。左/北海道でハト麦をつくる契約農家。
上/内田さんは全国の契約農家を訪ね、雑穀の品質を確認し、農家側の意見を収集した。これは、収穫した黒小豆の実り具合を調べているところ。右/香川県で枝豆を育てている契約農家と。左/北海道でハト麦をつくる契約農家。

 胚芽押麦、発芽青玄米、黒大豆といった国産の雑穀をブレンドした商品で“雑穀ブーム”をつくった、ベストアメニティの代表取締役社長・内田弘さん。「ビタミンやミネラルのバランスを考えながら、雑穀を美味しくブレンドするのは難しい。何百回も試作を重ね、ついに『この味だ!』という最良の配合を見いだしました。それが、15年前。さっそく、スーパーや百貨店に売り込みましたが、結果はゼロ。『鳥のエサみたい。売れるわけがない』と、どこの店でも門前払いでした」と、当時を振り返る。しかし、その後のヘルシーブームやロハス志向の人々の関心を奪い、今や、雑穀米を扱わない店はないほどの人気商品になっている。

 雑穀米にとどまらず、内田さんはかねてからマイ箸運動を展開し、『KIZUKI』という環境をテーマにした映画も製作。全国の市町村や学校を巡回上映している。日本の農業の未来を危惧し、39%に低迷する食料自給率を50%に高めようという「031350運動」も継続中だ。

上/ 農業の未来を語るベストアメニティの代表、内田弘さん。右上/夕暮れの丸の内を窓の外に眺めながら開催。右下/本誌にも連載するフジテレビジョンCSR推進室の松本守さん。左/建設地の概要や事業費について書かれた「そらぷちキッズキャンプ」のパンフレット。
上/ 農業の未来を語るベストアメニティの代表、内田弘さん。右上/夕暮れの丸の内を窓の外に眺めながら開催。右下/本誌にも連載するフジテレビジョンCSR推進室の松本守さん。左/建設地の概要や事業費について書かれた「そらぷちキッズキャンプ」のパンフレット。
「昨年、全国33地域の契約農家を訪ね、農家の方々の生の声を聞き、改めて思いました。国産の穀物や野菜が高いとされていますが、それは間違いで、外国産が安いのです。国産の値段は、農家の方が普通に生活するための適正価格。そこを、消費者の皆さんに理解してもらいたいですね」と、内田さんは農家の声を代弁する。そして、

「農業を若者から見ても魅力ある職業に変えるには、まず、農家の収入を上げること。そのためには、消費者が国産に目を向けること」と語りかけ、マイクを置いた。

 また、講師として参加したフジテレビジョンCSR推進室の松本守さんは、「実は、民放キー局でCSR推進室があるのは弊社だけなのです」と前置きをしながら、環境問題を啓発するメディア企業としてのCSRのあり方をレクチャー。そして、松本さんが事務局長 を務める「そらぷちキッズキャンプ」を紹介した。

「小児がんや難病に苦しむ子どもたちが、北海道の大自然を体験できるプレキャンプ活動を6年前から実施しています。難病の子どものいる家庭では、その兄弟や親も出かけることが困難です。家族一緒に、医療サポートの充実した泊まりがけの自然体験を楽しんでほ しいと思っています」と、評議会メンバーに支援を呼びかけた。


今月のDATA
ニッポンの食料自給率
※カロリーベース、平成18年度農林水産省まとめ
ニッポンの食料自給率
100%国産の「10種雑穀米」488円。
国産の穀物を食べて
日本の農業を復活!

日本の食料自給率はカロリーベースで39%。先進国ではダントツに低い。とりわけ穀物は、小麦が13%、大豆はたったの5%と瀕死状態。そんな日本の農業を復活させるべく、内田さんは2009年3月より、ベストアメニティの国産100%の商品のうちの11アイテムに「自給率向上商品」というラベルを貼り、売り上げの一部をKIZUKI基金としてプールして、日本の農業や環境保全活動を支援する。食品からはじめ、さらには木や竹製品にも広げていく考えだ。
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